東京の府中の森芸術劇場て行われるMUSICエンジンさんによるエストポリス伝記のコンサート。
行って来ました!

今回が3回目らしいのですが、私は初参加。
1回目は知らなくて、2回目は子供が小さくて手を離せなくて、そして今回。
息子の運動会と同じ日だったけど、それを投げてくるという、なかなかひどい親っぷり。
ここ一ヶ月、何故か私の父がエストポリス伝記2をやっていて息子氏はそれを横で見ているし、カオスシードは部屋が出来ていく過程が好きらしく、私がやっているのを横で見ているので、息子は今回の私の所業を理解出来てる気がします。てことで、一生根に持たれる気がします。でも、それだけの価値があったので、悔いはない。

というわけで前置きが長くなりましたが、感情をとても揺さぶられるすごい一日だったので、今日のこと、残しておこうと思います。

朝、新幹線で向かう中、初のエストの生音演奏にファンの方々や制作者の方にお会いできる稀な機会ということもあり、この時点から面白い精神状態でした。
『演奏に期待しすぎてがっかりしないようにしないとなぁ、でも、最終決戦とプリフィアの花をついに生音で聴ける…楽しみすぐる…わぁわぁわぁ』みたいな、勝手にジェットコースターな精神状態で。
そして、私の原点でもあるようなエスト、カオスシード、エナジーブレイカーを作られた方々に失礼なく、きちんと感謝の言葉を伝えることができるだろうか。しばらくやってないけど、ファンの皆さんのお話についていけるだろうか、とかとかとか、まぁ、そんな感じの気持ちでした。

エストのサントラは、私が初めて買ったCDなのですが、その曲を京都からずーっと聞きながら、気づけば府中の森芸術劇場でした。
いい感じの建物ですね!
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開場13:30に対し、13時には会場に着いてました。
中に入ると、はいはいはい、来ました来ましたよーー!!
ポスター!自分の波動の高まりを感じます。
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トイレ行ったりしてる内に開場してました。
チケットと引き換えにパンフ。パンフもコンサートの醍醐味です。
入ってすぐのところのお花に、作曲された塩生さんのお花。今日、塩生さんについにお会いできるんだよな…!と気分が高まります。
気持ち高まる中、ふと、もう一つお花があり、お花の所で写真を撮っている人が多いことに気づきました。うん、お名前拝見する前に羽生結弦さんのことが頭をよぎりました。だといいな・・・!
と思って確認してみると、本当に羽生結弦さんでした…!これは嬉しい…!!好きな作品を他の方も好きなのって、本当に嬉しくなりますよね!すごい有名な方が嬉しいとかだと、なおさら!本当、嬉しく、幸せな気持ちになりました!
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ホールは、ラピドリさんが演奏されるのとかよりも小さいところでした。
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MUSICエンジンさんはそういや少数精鋭だったな、と思い出しました。
面白いなぁと思ったのは楽器。
ピアノにドラムは過去に見たことがあったのですが、ギターにバス、シンセサイザーまであるのは初めてでした。逆に金管楽器はトランペットだけで、トロンボーンとか居ないのも初めて。このときは重低音大丈夫かな、と少し不安でした。(パンフ、ぼやけまくってますね・笑)。
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曲目見てみたら期待通りの布陣です。後半、今回ではM13から怒涛ですね。初期サントラの二枚目さながらです。もう、見ただけで、わかってらっしゃる、と感じました。あとは演奏のみ…という期待と不安が混じった30分の後、演者の方々が入られ、演奏がスタートしました。


・・・まぁ、泣きましたよ。
M1から泣いた。
鳴動聞いてたら、あのオープニングがエンディングと重なって襲ってくるんですもん。自然と高まる自分の感情にびっくらこきますよ。

そして、ヴィオラーーーー!!!
格好いいーーーーー!!
今回のコンサート、ヴィオラが主旋律奏でまくってて、驚きました。ヴィオラって、こんなに良い音出すんですね。
そして改めて気づきましたが、エストの曲って主旋律奏でる楽器が少しずつ変わっていくんですね。笛の音、弦の音、ピアノの音それぞれが見せ場を持っているから好きなのかもと、改めて気づきました。
後のファンMTGで聞いた宮田さんのお話からすると、実は副産物的にできたもののようなのですが(笑)。

話それました。感情高ぶってるところにM2の旅立ち。はー、また涙出てきたー。ロード画面が再生されてるだけなのに、なぜ泣ける。生音だからか。
街の音楽も好きなんです。そして驚いたのがトランペット。トランペットの方、お上手…!何あの抑えたトランペット。トランペットがバックミュージックに回る演奏とか初めて聞いたし、バッチリ主旋律に添えられてて、めちゃいい。
大地はアグレッシブなアレンジでした。これはまた落ち着いた感じのものも聞いてみたいと思いました。

M3の迷宮、私が大好きな曲。鉄琴の音はシンセサイザーだったのかな?
楽器の音も原曲に忠実ですごかったです。そしてバトル1、これまで演奏にあまり入ってらっしゃらなかったバスやギターが入って来られました。格好いい…!生音の良さを知ってもらうために、息子にも聞かせたかった…!

城から最強の男は、ですよねー!って共感でした。バウンドキングダムにハイデッカですね!(笑)

塔のトランペットがこれまた格好良かったです。

絶望、チューバとか居なくてもコントラバスが居たら、低音は安定するんですね。そして絶望からのバトル2はさすがでした。確かこの曲でしたよね、皆で選ぶゲーム音楽みたいなので1位を取ったのって。愛を感じるアレンジと演奏でした。
サビに入る前の弦、バイオリンなのだろうと思っていたら、ヴィオラで演奏するんですよ。このヴィオラの音色にまた心を掴まれました。ヴィオラ、本当にいいな。

安らぎはエンディングの未来へのモチーフなんですが、やっぱりこの曲も好きな曲です。コンマスの河合さんの演奏が沁み入りました。

そして結婚式。エストでは珍しい三拍子のワルツ、身体揺らして聞いてた気がします。今になって反省ですが、後ろの方に迷惑だったかも…。

ここで休憩。ここまで聞くともう裏切られることはない、って安心した気持ちになっていました。
どちらかというと、M13以降の怒涛の流れ、特に20年近く生音演奏を夢見てきた最終決戦がすぐそこにあって、ここまでの演奏でボロボロ泣いてるので、絶対に泣くだろうなーと、そういう心配が(笑)。鼻すすって周りの人に迷惑かけないかな、って(笑)。

さー、その後半。前半は原曲に忠実な演奏でしたが、後半は随所にアレンジがありました。
まずは夢遊の笛が、面白かったです。フルートの後に弦が続くと、エコーかかったような音になるんですね。面白いー。港もいいですよねー。カーン、コーンって音が好きです。オーボエの音色も良かった~。

村も私の好きな曲。今回のコンサートでは、フルート始まりでしたよね?ちょっと原曲とは違う感じですが、これはこれで良かったです。変調とかなされてて、この曲への愛も感じました。演者の方にもこの曲を好きな人がいらっしゃったのかな?あと、村の曲が、後半にあるのは面白いな、と思いました。シャイア研究所の音楽も良かったです。トランペットがこれまた良い仕事して〜!天下の大盗へのつなぎはオリジナルですよね?ちょっと昔のアニメにあるよな夢の世界に行くような、ぽ・わ・わ・わ・わ~んって音ってありましたっけ?クスッとしてしまいました。

海中の曲から、人魚の街の曲も、原曲に忠実で良かったです。この後に海の曲を入れたんですね。この構成は意外で、パンフ見るまで海の曲と気付けなかったです。山の曲だっけ?って思ってたくらい。

山の曲と飛行船の曲は攻めてましたね~!面白いアレンジだなーと思いました。
確かに長調の曲だから、繋がるんですけども、山と飛行船をつなげる発想はなかったなー!
そして、飛行船からまた山に戻ってきて、また飛行船に行ったりして、攻めたアレンジ、楽しませていただきました。

封印の望楼のカーンって鐘の音から、壺中の天地はまさしく、って感じでした。サントラの通りですね。そして、壺中の天地聞いてて、思わずこみ上げるものが。ヒッてひきつけちゃいました。初めてプレイした時に壺中の天地を聞いた時に受けたあの痺れた感覚を思い出してしまったんですよね。身体が覚えているって、本当に面白い。
この精神的に不安定な状況で、聞こえてくる最終決戦のメロディー。え、え?こんな感じで最終決戦をさらっとやっちゃうの?って不安が頭をよぎりましたが、いや、確か虚空島って書いてあったから、これはそういうアレンジしてきているな、と気持ちを立て直し。そこに地上を救うもののメロディーが聞こえてきて、あ、やっぱりアレンジだ、と安心(笑)。ちょっと、そんな気持ちふわふわしてしまったから、曲、ちゃんと聞けなかった。

そうしてずっと聞きたいと思っていた曲がやってきました。
最終決戦。トランペットが格好いい曲…!そしてこれまでの演奏で、トランペットの方が本当に上手なことがわかっていたので、安心して聞くことができました。1か所、珍しく音外されてましたが、それでも全然、もう幸せでした。アルペジオって呼んでいいのかな?ピアノのトゥララララララの旋律と、トランペットのメロディー、曲全体を支える弦の音にドラムというあの原曲が再現されている…!と、聞いていて涙が止まりませんでした。前を見たら、目元を抑えている方がいらっしゃって、この曲聞いて泣くのは自分だけではないのだと、少し嬉しくも感じました。今、皆さんの頭の中には、エストの物語が再生されているんですね。エスト大好きな皆様と一緒に大好きな曲を聴けるのって、こんなに幸せな気持ちになれるものなのですね…!
ただ、最終決戦はもう1ループしてほしかった…!

そして、四神。ああ、もうサントラの流れそのものですね…!
この後にバトル3が来るのがもうわかり切っていて、だけど四神の曲がじらすかのように演奏され・・・溜めた後に、バトル3のイントロが来ました!
予想通りの流れなのに、だからなのかもですが、涙腺崩壊でした。演奏もアレンジもすごかったです。
バトル3も愛されていますな~!こちらは2ループくらいやってくださいました。メイン楽器が変わりながらの演奏は愛を感じて、そこでも涙。こんなに同じ曲を好きな人が演奏してくださっているんだ、本当に幸せだなー…!と。

ただ、この後に戦いの代償が来なかったのは残念だったかな。
預言者のメロディーが聞こえて、あ、そこまで進んじゃったかーと思ってしまいました。アイリスさんが出てきたってことは、もう、あのシーン、あの曲に入るんですね…!って思ってたら、1の虚空島戦役のメロディーが。これは嬉しかったです。エストでも大好きな曲の一つなので。
そして・・・、地上を救うもの…!
あぁ、もう!
泣くしかないですやん!周りでも泣いている気配がたくさんありました。
この曲は物語がシンクロしますよね。そして、ヴィオラ。あの激しくも泣ける音を奏でるのは、ヴィオラですか~~!!
と涙腺崩壊しているところへ、まさかのバトル1!?ですと・・!?どこまでいじめっ子なんだ…。泣くしかないですやん…!!ヴィオラのあの音をバックにバトル曲とかって、こんな感じになるんですね・・・!そしてバトル2につないで、もう、感動と、尊敬と、賛美とで、私の感情はすごいことになっていました。
そして、未来へ。
メロディの入りの音が原曲より1個キーが高いクラリネットだったのかな?この音が原曲に近いもう少し低い音だったら、ヤバかった。とどめの嗚咽漏らしてたと思います。
未来へ、は高校生の時に友人の家で勉強している間に何度もサントラ聞いていた記憶があるので、そういうのも思い出しました。ただ、終わりはもう少し原曲に近く引っ張ってくれても良かったかなー。プリフィアの花をもっと余韻持って聞きたかったのん。・・・ってのは、私がエスト1のルフィア大好きだからかもですね。プリフィアの花、コンマスの河合さんとピアノが主旋律奏でて他のバイオリンがバックに入る形で素敵な演奏でした。

アンコールに期待してたのは1の再会そして~旅の終わりでしたが、さすがに違いました。バトル3がアンコールでした。やっぱりバトル曲は人気高いんですね~!テンション高いアレンジに思わず、手拍子しそうになりましたが、他の人の邪魔になっちゃいかんので、自粛。最終決戦のメロディーも少し奏でられて、嬉しかったです。

こうしてコンサートも終了。トイレ行ったら、目腫れてました。よく泣いてたもんな(笑)。
これからファンMTGだが、大丈夫か?
でもまぁ、どうしようもないので、開き直って会場出ました。

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この記事、当日の帰りの新幹線で一気に書いたものですが、記憶違っているところがあるかもしれないです。その場合、またご連絡いただけると嬉しいです。